・・・今から46年前の1960年、三井三池争議の中で、彗星のように現われ数々の歌を残した
労働者・作曲家 荒木栄。争議終結2年後の68年秋。栄は、38歳の若さで夭折。しかし、
彼の残した『がんばろう』の歌は、今も、様々な闘いの中で歌われている。「浪花の巨人・
パギヤン」こと、シンガー・ソング・ライターの趙博やソウル・フラワーなども新な意匠でい継いで
いるまた、70年代のプロテストソングの歌い手たち、高石ともや岡林信康にとっても、
先行代としての荒木栄の存在は小さくないという・・・・この映画は、荒木栄の生き方を探る
若きシンガー・hizukiにより沿いながら、今だに歌い継がれる。「がんばろう」に籠められた
我が国の闘う労働者の想いを浮き彫りにしていきます。それは、同時に60年代末から
70年代にかけて一世を風靡したプロテストソソグと時代とのかかわりを立体的に捉えていく
ことにもなり、ひいては、「ワーキング・プア」といわれる年収250万円以下の世帯が650万
の「現代」という「美しくない」時代を撃ち、明日を切り開く遠雷ともなるにちがいありません。